高専入試に塾は必要?塾に行くか迷っているあなたへ高専OBが解説!

高専 受験 塾は必要?

高専に行きたいと思っても国立高専の偏差値は60以上が大半。

「高専に入る為には塾に行った方がいいの?」という悩みは多いはず。

まず私の意見を言うと、「迷ってるなら塾に行くべき」です!

迷っているということは、自分(息子・娘)の力に不安があるという証拠。

実際私は中学1年生の時からずっと塾に通い、そのおかげもあって高専に入学できました。

ゴリ

今思い返しても塾に行ってなかったら、高専には入れずその辺の学校に行っていたと思います…

この記事では塾に行くべきか迷っている中学生、保護者の方へ向けて、高専OBの私が塾の必要性について解説します。

プロフィール
ゴリ写真
ゴリ

「大企業に就職したい!」という思いから、就職率100%を誇る高専(機械工学科)に入学しました。

機械工学科を選んだのは、単純に人気が高かったのと、父親の仕事が機械を操作する仕事で、憧れていたからかもしれません。

2013年に高専を卒業して、晴れて大手製造メーカーに就職。

「高専卒でも大卒に勝てる!」

これが進学を蹴ってまで今の会社を選んだ理由であり、高専OBから放たれた言葉でした。

社会人になっても猛勉強して、会社が推奨する国家資格をいくつも取りました。

その甲斐あり、これまでに5回の昇格試験を乗り越え、今では大卒と同じ出世のレールで日々奮闘しています。

27歳で結婚、29歳でマイホーム購入に加え第1子誕生、と毎日充実した人生を送っています。

目次

6割以上の人が塾に通っている!

文部科学省の調査によれば、中学校で塾に行く人の割合は以下の通りです。

公立中学校私立中学校
塾に行っている69.3%60.3%
塾に行ってない30.7%39.7%
文部科学省発表の平成30年度子供の学習費調査結果
中学校 塾 割合
文部科学省発表の平成30年度子供の学習費調査結果からグラフ作成

中学校で塾に行く割合は公立中学で69.3%、私立中学で60.3%。

公立でも私立でも6割以上の人が塾に通っています。

私立は中高一貫校もあるので、公立に比べると割合は低いのかなと思います。

塾にかかる費用は〇〇万円以上!?

文部科学省の調査によれば中学校の塾にかかる年間の費用割合は以下の通り。

年間の金額公立中学校私立中学校
0円30.7%39.7%
~1万円未満1.4%2.7%
~5万円未満6.5%5.8%
~10万円未満6.5%6.5%
~20万円未満13.0%14.2%
~30万円未満13.4%12.2%
~40万円未満10.1%7.1%
~50万円未満18.4%11.8%
文部科学省発表の平成30年度子供の学習費調査結果
中学校 塾 金額
文部科学省発表の平成30年度子供の学習費調査結果からグラフ作成

0円は塾などに行っていない人達ですね。

公立中学だと年間50万円未満(40万円以上)が18.4%もいます。

塾の値段なんて調べるまでは想像もしていませんでしたが、かなりしますね。。。

ちなみに学年別に見ると次のようになります。

公立中学校私立中学校
第1学年¥146,965¥177,788
第2学年¥214,646¥226,799
第3学年¥362,863¥256,766
合計¥724,474¥661,353
文部科学省発表の平成30年度子供の学習費調査結果
学年別 中学校 塾 金額
文部科学省発表の平成30年度子供の学習費調査結果からグラフ作成

学年が上がると入試も近づくので塾に入る生徒も増えます。

また中学3年生になると夏期・冬季講習や入試前対策など授業数も増えるので金額も上がります。

塾に通うメリット 3つ

塾に通うメリットは次の3つです。

塾に行くメリット
  • 学校の授業よりも早く勉強ができる
  • 受験勉強だけに集中できる
  • 勉強仲間ができる

学校の授業よりも早く勉強できる

塾のメリットは学校の授業よりも早く勉強ができることです。

私の通っていた塾は、3カ月以上も早く授業を進めるところでした。

塾の授業で予習、学校の授業で復讐、といった感じになります。

周りの友達よりも理解度が高まり勉強も楽しくなります。

受験勉強だけに集中できる

塾は国語・数学・英語など受験に必要な科目だけに集中して勉強できます。

また勉強できる環境が整っているのも塾のメリットです。

家や学校とは違いしゃべり声やテレビ、掃除機の音に邪魔されることがありません。

こうした集中できる環境は、勉強の効率を一気に上げてくれます。

勉強仲間ができる

塾に行くと勉強熱心な仲間がたくさんできます。

勉強は一人でするよりも仲間と切磋琢磨した方が伸びます。

点数を競い合ったり、分からない所を教えあったりするのもやる気を引き出す材料になるでしょう。

「勉強が楽しい!」と思えることは、将来必ず役に立ちます。

塾に通うデメリット 3つ

塾に通うデメリットは次の3つです。

塾に行くデメリット
  • お金がかかる
  • 勉強嫌いになる可能性もある
  • 時間が取られる

お金がかかる

冒頭でも説明したように塾には多額のお金がかかります。

特に中学3年生になると夏季・冬季講習や入試前の対策など授業数に比例して料金も高くなります。

中学3年間通うと合計で50万円以上お金がかかることも…

親からすると決して安い金額ではないので、行くからにはきちんと学んでもらいたいものですね。

勉強嫌いになる可能性がある

塾に行くことで勉強嫌いになる可能性があります。

特に集団塾では授業スピードが速く周りとの差も感じやすい環境です。

授業についていけなかったり、周りと差を感じて落ち込むなど、勉強が嫌になる可能性もあります。

私の塾(集団指導塾)でも勉強スピードについてこれず、辞めていく人は何人かいました。

個別指導塾や家庭教師などはゆっくり丁寧に教えてくれるので、自分に合った学び方を選びましょう。

時間が取られる

塾に行くと自分の時間が取られます。

平日は部活が終わってから1~3時間くらい勉強漬け、土曜日も午後から夕方までずっと勉強、なんて日もあります。

中学3年生になると夏休みも冬休みも勉強に捧げることになります。

友達と遊ぶ、ゲームをする、家族と旅行するなど色んな時を犠牲にして勉強しなければなりません。

塾に行かなくてもいい人はどんな人?

塾に行かなくてもいい人はこんな人です。

  • 自分の力で勉強ができる人
  • 家族に教えてくれる人がいる

自分の力で勉強ができる人

誰からも指図されず自分の力で勉強できる人は塾に行く必要はありません。

塾は、分からないことを教えてもらう場所ではなく、勉強する習慣を身に着ける場所です。

  • 勉強する習慣が身についている
  • 分からないことは自分で調べる
  • 自分で決めた時間に勉強している
  • 自分の勉強スタイルを確立している

こんな人であれば塾に行く必要はないでしょう。

家族に教えてくれる人がいる

親が指導してくれる、兄や姉が教えてくれるという家庭も塾の必要はないかもしれません。

しかし親や兄弟は教え方のプロではありません。

学校の教師や塾の講師であれば問題ありませんが、我流の教え方には注意が必要です。

間違った教え方は最終的に遠回りになる可能性もあります。

高専に特化した塾に行かなければならない?

最近では高専に特化した塾も出てきています。

全てのサイトがオンライン授業に対応といった今風の勉強スタイルになっています。

ゴリ

私の時代では高専に特化した塾なんて聞いたことがありませんでした。

高専入試の問題は私立や公立高校とは異なるので、高専に特化した塾も需要があるんでしょうね。

しかし高専に特化した塾じゃなくてもいいかなというのが私の考えです。

たくさん勉強して色んな問題を解けばどこの高校にも通用する知識は得られます。

一番大事なのは学ぶ楽しさを知り勉強する習慣を身に着けることです。

【まとめ】高専入試に塾は必要?

高専入試に塾は必要だと考えます。

高専入試は難易度が高いのも理由の一つですが、一番の理由は入学後も高いレベルの授業が続くからです。

高専の授業では、今までに経験のない工学系の授業が新たに増えます。

また数学に関しては普通高校の倍のスピードで授業が進みます。

高専3年生の頃にはすでに大学レベルの数学を学びます

単位制で単位を落とすと留学はあるし、最悪の場合、学校を辞める生徒もいます。

だからこそ中学の内から塾に行き勉強する習慣を身に着けておくことが重要になります。

塾に中にも合う合わないがあると思うので、自分に合った塾を見つけて楽しく勉強できる環境を作ってください

高専 受験 塾は必要?

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