「工場勤務でも、周りから一目置かれる存在になりたい!」
「仕事を頑張っているのに評価が上がらない!出世できない!」
「資格を取れば出世できるって本当?何の資格を取ればいいの?」
この記事ではこのような悩みにお答えします。
結論から言うと、工場勤務でも資格取得で評価が上がり出世できます。
工場では「機械」や「電気」といった専門的なスキルや知識を必要とする業務がたくさんあります。
中には資格を持っている人がいないと、工場の運転すら許されない資格もあります。
そのため多くの企業が、資格取得を評価アップの対象にして推奨しているのです。
私も入社当時の上司からは「仕事よりも先に資格を取れ」「うちの会社は資格を取ったもん勝ち!」と言われていたほどです。
実際資格を取っている人達はどんどん昇格して出世しており、私自身も複数の資格を取得し、昇格に繋げています。
そこでこの記事では工場勤務者に向けて、周囲から一目置かれ、出世に役立つオススメの資格を5つ紹介します。
私が機械系のため、機械に特化した資格も紹介しますがご了承を。。
出世だけでなく日々の業務や転職にも有利になること間違いありません。
ぜひ資格取得を目指してみてください。

「大企業に就職したい!」という思いから、就職率100%を誇る高専(機械工学科)に入学しました。
機械工学科を選んだのは、単純に人気が高かったのと、父親の仕事が機械を操作する仕事で、憧れていたからかもしれません。
2013年に高専を卒業して、晴れて大手製造メーカーに就職。
「高専卒でも大卒に勝てる!」
これが進学を蹴ってまで今の会社を選んだ理由であり、高専OBから放たれた言葉でした。
社会人になっても猛勉強して、会社が推奨する国家資格をいくつも取りました。
その甲斐あり、これまでに5回の昇格試験を乗り越え、今では大卒と同じ出世のレールで日々奮闘しています。
27歳で結婚、29歳でマイホーム購入に加え第1子誕生、と毎日充実した人生を送っています。
工場勤務で一目置かれるオススメの資格5選

工場勤務で一目置かれるオススメの資格5選を紹介します。
資格名 | 受験料 (2023年9月時点) | 合格率 | 難易度 |
---|---|---|---|
エネルギー管理士 熱分野 | 17,000円 | 約30% | やや難しい |
高圧ガス 第一種冷凍機械責任者 | 電子申請17,300円 書面申請17,800円 | 全科目:約20~30% 法令のみ:約80~90% | やや難しい |
公害防止管理者 水質 (水質関係第1種公害防止管理者) | 12,300円 | 約30% | やや難しい |
機械設計技術者試験2級 | 22,000円 | 約30% | 難しい |
機械保全技能検定1級 | 20,000円 | 約30% | 普通 |
私が機械工学科卒ということもあり、大半が機械系の資格になってしまいました。。。
エネルギー管理士 熱分野|難易度「やや高い」
工場勤務で一目置かれるオススメの資格1つ目は、エネルギー管理士 熱分野です。
●資格名 | エネルギー管理士 熱分野 |
●受験料 | 17,000円 |
●合格率 | 約30% |
●難易度 | やや難しい |
●試験科目と試験時間 | ①エネルギー総合管理及び法規(80分) |
②熱と流体の流れの基礎(110分) | |
③燃料と燃焼(80分) | |
④熱利用設備及びその管理(110分) |
エネルギー管理士は、工場内のエネルギーの使用を管理・改善するためにできた国家資格です。
特定の工場では「エネルギー管理者の選任」が義務付けられいます。
工場操業にとって必要不可欠な資格のため、多くの企業が資格取得を推奨しています。
私の会社でも資格取得を推奨していて、毎年何人も挑戦している人気の高い資格となっています。
取得できれば市場価値も高いので、会社からの評価はもちろん転職にも有利となるでしょう。
「熱分野」と「電気分野」があり、機械系の方は「熱分野」がオススメです。
「エネルギー管理士」の試験は、「科目合格制度」で合格した科目は次の年から3年間は免除されます。

私の周りでも科目合格を繰り返して、数年かけて資格取得する方はたくさんいます。
高圧ガス 第一種冷凍機械責任者|難易度「やや高い」
工場勤務で一目置かれるオススメの資格2つ目は、高圧ガス 第一種冷凍機械責任者です。
●資格名 | 高圧ガス 第一種冷凍機械責任者 |
●受験料 | 電子申請17,300円 書面申請17,800円 |
●合格率 | 全科目:約20~30% 法令のみ:約80~90% |
●難易度 | やや難しい |
●試験科目と試験時間 | ①法令(60分) |
②保安管理技術(90分) | |
③学識(120分) |
高圧ガス第一種冷凍機械責任者は、高圧ガス製造保安責任者という国家資格の一つで、冷凍設備の保安業務につける資格です。
最近ではこの資格を必要としない冷凍設備が多いため、工場での需要は高くありません。(少なくても私の工場では…)
しかし難易度は高いので、市場価値も高い資格なので取得すれば一目置かれる存在になれます。
「甲種機械責任者」もありますが、「第一種冷凍機械責任者」の方が合格率が高くて取りやすいです。
「エネルギー管理士」と試験内容が一部重複するので、一緒に勉強して同じ年に受験すると効率的です。



私も「エネルギー管理士」と「高圧ガス」は同じ年に取得することができました。大変でしたが…
高圧ガスの試験は、オンライン講習を受けて科目免除できる制度があります。
※以前は対面での講習でしたが、オンライン講習に変わったようです。
約21時間のオンライン講習を、約1カ月の講習期間で受講(視聴)してもらい、検定試験に臨みます。
検定試験に合格すれば本番の国家試験は、「保安管理技術」「学識」が免除され、「法令」のみとなります。
もし本番の国家試験で「法令」が落ちても、翌年からも「法令」のみを受験するだけとなります。
「会社が推奨していて、とりあえず資格だけ取りたい!」という方には、オススメの受験方法です!
講習は毎年開催され、一般申込29,600円、ネット申込で29,000円です。
公害防止管理者 水質(水質関係第1種公害防止管理者)
工場勤務で一目置かれるオススメの資格3つ目は、公害防止管理者 水質(水質関係第1種公害防止管理者)です。
●資格名 | 公害防止管理者 水質(水質関係第1種公害防止管理者) |
●受験料 | 12,300円 |
●合格率 | 約30% |
●難易度 | やや難しい |
●試験科目と試験時間 | ①公害総論(50分) |
②水質概論(35分) | |
③汚染処理持論(75分) | |
④水質有害物質持論(50分) | |
⑤大規模水質特論(35分) |
公害防止管理者は、工場の大気、水質、騒音など公害問題を防止するためにできた国家資格です。
エネルギー管理士同様、特定の工場では「公害防止管理者の選任」をする義務があります。
環境に関する配慮はますます重要となっていて、どのプロジェクトでも環境への影響を考えなければなりません。
実務でも役立つ資格となっているので、需要が高く私の会社でも取得する人は多いです。
「大気関係第1種公害防止管理者」もありますが、「水質関係第1種公害防止管理者」の方が合格率は高いです。
「資格さえ取れればどっちでもいい」という方は、「水質関係第1種公害防止管理者」がオススメします。
機械設計技術者試験 2級
工場勤務で一目置かれるオススメの資格4つ目は、機械設計技術者試験 2級です。
●資格名 | 機械設計技術者試験 2級 |
●受験料 | 20,000円 |
●合格率 | 約30% |
●難易度 | 難しい |
●試験科目と試験時間 | ①機械設計分野 熱・流体分野 メカトロニクス分野 (合計130分) |
②力学分野 材料・加工分野 環境・安全分野 (合計120分) | |
③応用・総合(90分) |
機械設計技術者試験は、国家資格ではなく「日本機械設計工業会」が主催する資格です。
機械設計に携わるのであれば、取得しておきたい資格の一つ。
あくまでも機械設計目線ですが、実務で役立つ資格なので、私の中では一番のオススメです。
1級から3級までありますが、社内で高い評価を得るなら難易度の高い2級をオススメします。
3級であれば実務経験なしでも受験できますが、2級は実務経験が5年以上必要なので注意が必要です。
1級を取れば「神」になれます(笑)
機械保全技能検定 1級
工場勤務で一目置かれるオススメの資格5つ目は、機械保全技能検定 1級です。
●資格名 | 機械保全技能検定 1級 |
●受験料 | 20,000円 |
●合格率 | 約30% |
●難易度 | 普通 |
●試験科目と試験時間 | ①学科試験(合計100分) |
②実技試験(合計80分) |
機械保全技能検定は、機械の安定稼働やメンテナンスなど、保全のために必要な技能と知識を認定するための資格です。
国家検定(技能検定)の一つで、合格すれば「機械保全技能士」と名乗ることができます。
この資格も実務向けなので、勉強もしやすく取得した知識やスキルを業務で活かせます。
3級~特級までありますが、まずは1級を目指しましょう。
ただし1級は実務経験が7年以上ないと受験することができません。
資格を取るためのオススメ勉強法3つ


紹介してきた資格は私が合格してきた資格です。
そんな私から言えるオススメの勉強法を3つ紹介します。
過去問を何度も解く
オススメの勉強法1つ目は「過去問を何度も解く」ことです。
テキストは、解説付きの過去問が数年分まとめられている本があるのでそれ1冊で十分です。
「解説を見ながら問題を解く」「解説が分からなかったらググる」それの繰り返しです。
3~5年分くらいの過去問を解くと「問題傾向」が分かります。
どの資格もだいたい過去と問題傾向が同じなので、このやり方が一番の近道です。
テキストから読み込んで問題集を解いていたら時間ばかりかかります。



「エネルギー管理士」の受験1年目は、この勉強法で全科目落としました。
Youtubeで学ぶ
オススメの勉強法2つ目は「Youtubeで学ぶ」ことです。
人気の資格は分かりやすく解説している人がたくさんいます。
私も最近では「簿記」や「FP(ファイナンシャルプランナー)」の資格取得に向けてYoutubeで学んでいます。
下手に有料講座を申し込むよりは、無料のYoutubeで学ぶ方がコスパも良くオススメです。
Twitterや知恵袋で専門科に聞く
オススメの勉強法3つ目は「Twitterや知恵袋で専門科に聞く」ことです。
過去問を解いてると解説を読んでも分からない問題がよくあります。
そんなときはTwitterや知恵袋で専門科に聞くことをオススメします。
つまづいている部分に対して、丁寧に分かるまで解説してくれます。
理解できるまで質問を繰り返すことができるのが良いところですね。
資格取得にオススメの本を紹介します
資格を取るのに必要なのは、解説付きの過去問があれば十分です。
紹介してきた資格でオススメの本を紹介します。
エネルギー管理士 熱分野
高圧ガス 第一種冷凍機械責任者
公害防止管理者 水質関係第1種公害防止管理者
機械設計技術者試験 2級
機械保全技能検定 1級
まとめ
「社内で一目置かれるオススメの資格5選」を紹介しました。
- エネルギー管理士 熱分野
- 高圧ガス 第一種冷凍機械責任者
- 公害防止管理者 水質関係第1種公害防止管理者
- 機械設計技術者試験 2級
- 機械保全技能検定 1級
率直に言いますと、多くの資格が業務に直接的に活かされないことも事実です。
しかし資格を持っていることは「努力できる人」としての証しであり、実力を示す一つの手段となります。
企業もこの点を認識しているので、資格取得を積極的に推奨して評価の対象にしています。
資格を取得することは容易ではなく、時間と労力を要しますが、出世への近道でもあります。
ぜひ資格取得に挑戦してみましょう!
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