高専生の就活はどんなスケジュールで進めていくか
面接前に準備しておくこと
自己分析にオススメのサイト
就活と言われても何から始めたらいいか分からない高専生は多いです。
高専生の就活は普通の高校生や大学生とは異なるからです。
実際私も就活の時はただバタバタして終わったのを覚えています。
とは言え高専生の就活はそれほど難しくはありません。
面接さえ乗り越えてしまえばほぼ終了です。
つまり面接の準備さえできていれば怖いものなしということ!
この記事では就活を控えている高専生に向けて面接前に準備しておくこと4つを解説します。

「大企業に就職したい!」という思いから、就職率100%を誇る高専(機械工学科)に入学しました。
機械工学科を選んだのは、単純に人気が高かったのと、父親の仕事が機械を操作する仕事で、憧れていたからかもしれません。
2013年に高専を卒業して、晴れて大手製造メーカーに就職。
「高専卒でも大卒に勝てる!」
これが進学を蹴ってまで今の会社を選んだ理由であり、高専OBから放たれた言葉でした。
社会人になっても猛勉強して、会社が推奨する国家資格をいくつも取りました。
その甲斐あり、これまでに5回の昇格試験を乗り越え、今では大卒と同じ出世のレールで日々奮闘しています。
27歳で結婚、29歳でマイホーム購入に加え第1子誕生、と毎日充実した人生を送っています。
高専生の就活スケジュール
まず面接の準備の前に高専生の就活スケジュールを整理しておきましょう。
私が実際に経験した就活スケジュールは次のようになります。
高専4年生8月 | インターンシップ |
4年生10月頃 | OB/OGによる企業PR、説明会 |
4年生1月頃 | 企業説明会 |
4年生3月頃 | エントリーシート作成 |
高専5年生4月 | 面接練習 |
5年生5月 | 入社試験 |
インターンシップは夏休み期間中に行う人がほとんどだったはずです。
OB/OG訪問や企業説明会などは任意参加のものもありました。
私が本格的に就活に取り組みだしたのは4年生の3月頃からですかね。
ESをさっさと終わらせて、入社試験の1カ月以上前から面接練習に取り掛かれると良いですね。
面接前に準備しておくこと 4つ
入社試験に合格できるかどうかは面接でほとんど決まると思います。
そして面接に受かるかどうかは事前の準備次第です。
入社試験以外にも何度か面接を受けた私が思うに、面接前に準備しておくことは次の4つです。
- 自己分析
- 面接原稿の作成
- 想定質問と回答の準備
- 面接練習
これは昇格面接や転職面接など、どの面接でも同じです。
この4つがしっかり準備できていれば面接なんて怖くはありません!
自己分析
自己分析はその名の通り「自分自身を分析すること」です。

自分自身を分析するって言われても…
自己分析は難しく考えず、まずは過去の自分を振り返って書き出すことから始めてみましょう。
自己分析する項目 | 回答例 |
---|---|
なぜ高専を選んだ? | 数学が好きだったから… |
好きな教科は? | 体育、数学… |
趣味や特技は? | ピアノ、読書、剣道… |
部活動は何をしている? | 野球、柔道、吹奏楽… |
バイトはしてる? | コンビニ、居酒屋、新聞配達… |
辛かったことは? | 受験勉強、転校、中学最後の野球の試合… |
失敗した経験は? | 自動車免許の卒業試験… |
どんな性格? | 負けず嫌い、友達思い、目立ちたがり |
質問項目を埋めたら「なぜなぜ分析」をして深掘りしていきましょう。
なぜ数学が好きなの?
なぜバイトをしたの?
なぜ受験勉強辛かった?
めんどくさいかもしれませんが、こうして深掘りをすることで面接で話せるエピソードが見つかりやすくなります。
「自己分析を一人でやるのがめんどくさい」「自己分析をやってる時間がない!」という方は下のサイトなどを利用しましょう。
無料で自己診断してくれるので少しは役に立つはずです。
適性診断から始まるあなたの「強み」を生かした就活OfferBox
![]() ![]() |
面接原稿の作成
面接には必ず面接原稿を作成して臨むようにしましょう。
面接原稿は自己紹介から始めます。
- まずは簡単に自己紹介してください。
- 1分間程度で自己紹介してください。
- 3分間で自己紹介と自己PRをしてください。
- 3分間で自己紹介と学生時代に力を入れたことを話してください。
このように自己紹介に加えて「自己PR」や「ガクチカ」をセットで話しができるように作成しましょう。
私の場合は会社側から「3分間で自己紹介と自己PRをしてください。」と指示があったので、その内容で原稿を作成しました。
私のように事前にテーマや課題の指示があれば、その内容で原稿を作りましょう。
〇〇高専〇〇工学科の〇〇です。
学生時代は小中高含め10年間野球をしてきました。
表彰台に上がるような経験はありませんが、10年間練習を休まず続けてきた実績があります。
「継続は力なり」が座右の銘で、現在は野球を続ける傍ら後輩たちの指導も行っています。
高専4年次にはコンビニのアルバイトを始め、現在はバイトリーダーとして働いています。
「お客様を待たせない」というのが私のモットーで、レジ待ちをさせないよう常に気を配っています。
接客がうまくいかず反省することもありますが、持ち前の明るさを活かしてお客様に笑顔を届けるよう心掛けています。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
面接原稿のチェックは周りの友達や先生にも見てもらいましょう。
意外と自分では文章の違和感に気づかないものです。
想定質問と回答の準備
面接原稿がある程度できたところで、「想定質問」と「質問に対する回答」をセットで考えます。
面接官は数人いてどんな質問がくるか予測不能なので、できるだけたくさん準備しておきましょう。
- 長所や短所(強みや弱み)
- 自己PR
- 志望動機
- これまでに頑張ったこと
- 失敗したこと
- 入社したらどんな人材になりたいか
- など…
これらの質問は鉄板質問になっています。
しっかり回答を準備できていれば、多少質問の仕方が変わっても柔軟に対応できます。



突然聞かれてパニックになるのだけは避けたいですね。。。
面接練習
いくら完璧な面接原稿を作って想定質問を考えても実際に声に出して練習しないと本番では失敗します。
本番では自分の想像以上に緊張するからです。



この感覚は経験者にしか分かりませんね。
面接本番の緊張を少しでも和らげるためには、たくさん練習して自信を付けるしかありません。
面接練習は入室から退室まで一連の流れ全てを練習して本番のイメージを掴んでおきましょう!
家族や友人、先生などに面接官になってもらって練習すると効果的です。
練習とは言え身内でも相当緊張します。
面接官になってくれる人がいなければ、鏡の前で練習したりスマホで録音しながら練習するのもありです。
内容はもちろんですが「声の大きさ」や「姿勢」「視線」など違和感がないかチェックしましょう。
面接練習を嫌というほどやって本番に臨めば失敗することはないでしょう。
まとめ
今回は就活する高専生に向けて「面接前に準備しておくこと」について解説してきました。
- 自己分析
- 面接原稿の作成
- 想定質問と回答の準備
- 面接練習
「就活は人生で一度きり」「就活の失敗は人生の終わり」なんてことはありませんが、少なくても人生を左右する大事な時期です。
高専生の皆さんはこれまでに高専入試、定期テストなど様々な課題を乗り越えてきた人ばかりだと思います。
それに比べたら就活の方が期間は短いですし少し頑張れば合格できます。
皆さんが悔い無く卒業できるように応援しています。
適性診断から始まるあなたの「強み」を生かした就活OfferBox
![]() ![]() |
コメント