いよいよ就活の時期!だけど何から始めたらいいんだ?
どんなスケジュールで進めていけばいいのか分からない!
就活で失敗したくない!手取り足取り教えてほしい…
高専4年生になると、進路について真剣に考え始める時期がやってきます。
そもそも就職か、それとも進学か。
就活といっても何から手を付けていいのか悩みますよね…
私も就活のときは、焦りや不安でバタバタしました。
ですが、終わってみると「えっ、もう終わり!?」とあっという間に終わってしまいます。
私は10年以上前に、国立高専の機械工学科を卒業して、大企業に入社しました。
就活から10年以上経過していますが、この記事では、当時を振り返って就活のスケジュールやいつまでに何をやるべきか、など就活ノウハウを惜しみなく書いていきます!
高専の就活では「スケジュール」や「やるべきこと」をきちんと理解して、計画的に進めていけば必ず合格をもらるはずです。
この記事を通じて高専就活生のみなさんが、理想の企業に就職できることを祈っています。
ぜひ参考にしてみてください。
高専の就活は「学校推薦」と「自由応募」がある
高専生の就活方法には、「学校推薦」と「自由応募」の2つがあり、多くの学生が「学校推薦」で就職先を決めます。
「学校推薦」は学生が希望する企業に対して、高専側が推薦状を出してくれるというものです。
採用試験にかかる交通費や宿泊費は、全て企業側が負担してくれ、採用試験も「エントリーシートと面接のみ」など大学生の就活に比べると簡単な内容になります。
「自由応募」は、大学生と同じ枠で採用試験を受けることになります。
自分で応募しなければならず、当然交通費や宿泊費は全て自己負担、試験内容も筆記試験、2次・3次面接と「学校推薦」より厳しくなります。
「自由応募」は、よほど行きたい企業が他にあるか、公務員試験を受けるかのどちらかになります。
高専生の就活|4年生の夏スタート!
高専生の就活スケジュールは、4年生の夏がスタートになります。
私の記憶と他サイトも参考にして、就活スケジュールを記載しますよ。
就活スケジュール | やること |
---|---|
4年生 8月 | インターンシップ 就活開始! |
9月 | ⇓ ⇓ ⇓ 情報収集 OB・OG訪問 企業説明会 ⇓ ⇓ ⇓ 志望企業決める |
10月 | |
11月 | |
12月 | |
1月 | |
2月 | |
3月 | 求人票公開 ES作成 |
5年生 4月 | ES提出 面接練習 |
5月 | ★採用試験 |
6月 | 内定 |
インターンシップ(高専4年生:8月)
夏休み前に任意でインターンの申し込みができます。
就職希望者はほぼ全員参加しますね。
私のインターンは「コカ・コーラ」を選択しました。
飲み物がタダでもらえるかなぁ、と甘い期待をしていましたが、そんなことはありませんでした(笑)
インターンの期間は夏休み2週間ほど。
コカ・コーラの製造工場で、実際に働く社会人や職場の雰囲気を体験しました。
先輩高専卒からは就活の情報や高専卒の給料など、いろいろ教えてもらって楽しい思い出となりました。
別の企業に就職しちゃったけどね…
OB・OG訪問(高専4年生:9月~2月頃)
高専OB・OGの方が学校にきて企業PRします。
人事部の人も付き添いでいますが、たまに本音で話すので人事部の苦笑いを見れます(笑)
OB・OGの声は、ネットの情報なんかよりもタメになります。
実際、私はOBの言葉に惹かれて第1志望の企業を決めました。
ホントにいい会社だと思っている人は、言葉の節々から現れるんですよね~
企業説明会(高専4年生:9月~2月頃まで)
数十社ほどの企業がブースを設置して、事業内容や企業の魅力を紹介します。
人事部の人だけの企業と、高専OB・OGを連れてくる企業もあります。
私はOB訪問で早くから第1志望が決まっていたので、話を聞いたのは5社くらいでした。
短時間で数社の説明を聞くので割りと疲れます…
疲れて集中力がきれる前に、気になる企業は早めに説明を聞きに行きましょう。
求人票公開(高専4年生:2月~3月頃)
高専4年生の終わり頃になると、高専に届いた求人票が公開されます。
倍率20倍(1人に対して20社の求人)というだけあって、求人票一覧はスゴイ数です。
第1志望が決まっている生徒は、サクっと応募します。
一応、応募枠もあり、いきたい生徒が多くて定員オーバーになると成績順になります。
この日のために成績もしっかり上げておこうね!(ちなみに私はクラスの下位層でした)
ES作成(高専4年生3月~5年生4月)
高専5年生になると、いよいよES作成が始まります。
ESの書く内容は、企業によって異なると思いますが、「経歴」「資格」「長所・短所」「ガクチカ」などは共通項目だと思います。
私の場合、上記の他に原稿用紙1枚(400文字)で「これまでに頑張ってきたこと」をテーマに小論文の課題もありました。
当時ChatGPTもなければ、内定者のESを見れるサイトもなかったので、文章力のない私には非常に苦痛でした…
友達や先生に見てもらって何回も修正しました。
ESは手書きなので何十枚もコピーして、ひたすら書いては破っての繰り返しでしたね。
原紙に書くときは、
「エンピツで下書き→ボールペンていねいに上書き→消しゴムで消す」
今でもこれなんかな??
面接練習(高専5年生:4月~5月)
ESの作成が終わり志望する企業に提出したら、あとはひたすら「面接練習」です。
私の志望する企業では「面接の最初に3分間で自己PRをしてください」という指示があったので、その内容で面接原稿を作成しました。
面接原稿も友達や先生に見てもらい、何度も修正しました。
また面接練習の相手もしてもらい、とにかく自信がつくまでとことん練習しました。
先生や友達のような知っている人が面接官でも最初はメチャクチャ緊張します。
面接はやればやるほど慣れくるので、その域までは何度も何度も練習してください。
採用試験(高専5年生:5月)
はやい企業だと4月頃から採用試験を開始していました。
私の採用試験は5月で、全体的に見ると遅い方でした。
採用試験の内容は「面接1回のみ」
すべてを捧げてきたと言っていいほど、4月~5月までの約1カ月は面接練習を行いました。
採用試験は企業によって面接1回だけのところもあれば、3次面接まである企業もありました。
またSPIの筆記試験を行う企業もありましたね。
実は採用試験が「面接1回だけ」というのも第1志望に選んだ理由のひとつ(笑)
就活終了!(高専5年生:6月)
授業中、担任の先生から急に合格通知をメールで知らされました。
嬉しさのあまり授業中にも関わらず、大騒ぎしたのを覚えています(笑)
推薦応募という高専生の特権に甘えて晴れて就活終了。
残りの高専生活は単位を落とさない程度に遊びまくります。
1社のみ受けて合格する人がほとんどで、やっぱり高専って就職しやすいんだなと感じました。
中には10月くらいまで頑張る人もいましたが…
高専生の就活でやるべきこと3つ
高専生の就活は、「推薦応募」で受けられるのでそれほど難しくありません。
ですが、やるべきことを押さえておかないと、内定が取れず長引くこともあります。
高専生の就活でやるべきことは「企業選び」、「自己分析」、「面接準備」の3つだけです。
後悔しない「企業選び」
社会人になると学校の生活よりも長い期間働くことになります。
今は転職が珍しくない時代ですが、高専生が転職となると学校推薦はないので就活よりも苦労します。
できるなら入社後も、「ずっとこの企業で働きたい!」と思える会社を選びたいですね。
企業選びで後悔しないために、次の3つを実践することをオススメします。
- 高専OB・OGに聞く
- インターンや企業説明会に参加する
- 就職先ランキングを参考にする
単に「大手だから」と言って決めるのではなく、自分の目で見て、耳で聞いて、納得したうえで決めるようにしましょう。
ESや面接対策にもなる「自己分析」
就活するうえで、自分の強み、弱み、価値観、将来の目標など、明確にすることは重要です。
とくに自己分析をしておくと企業選びだけでなく、ES作成や面接対策などが楽になります。
- 自分の強み
- 自分の弱み
- 興味あること
- 長く続いている趣味
- これまでに頑張ったこと
- 将来の目標
- ‥など
これまでの自分を振り返って、分析してみると新たな自分に気づくかもしれません。
もしかしたらこれで、第1志望も変わったり、そもそも就職ではなく、進学や企業といった道も開けるかも…
うんざりするほど「面接練習」
高専の就活はカンタンと言いましたが、面接を侮ってはいけません。
就職率ほぼ100%というのは、第1志望に受かったのが100%というわけではありません。
みんなどこかしら就職先は決まりますが、第2志望や第3希望の企業も含まれています。
「どうせ受かるだろ!」と余裕こいていると、普通に落とされますよ!
採用試験が面接だけなら、全力で面接本番に臨めるように準備しましょう。
面接原稿や練習は1人でやるのではなく、友達や先生の協力をもらってたくさんの人に見てもらいましょう。
しゃべり方や話すスピード、表情など、自分では気づけないことも見てもらえます。
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「ES作成してと言われても、何を書いていいのか、どう書いていいかわからない…」
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まとめ|就活は1人で抱え込まずに周りの協力をもらおう
高専生の就活スケジュールとやるべきことを解説してきました。
高専生の就活は、大卒に比べたら本当にカンタンだと思います。
大学生の友達がいるなら聞いてみてください。
私の職場にも大卒は何人もいますが、採用試験の話しを聞くと3次面接まであったり小論文を書かされたりと、大変そうです。
高専生だったことに本当に感謝!
とはいっても油断は禁物です。
採用試験がカンタンであっても必ずライバルはいるし、合わないと思われたら普通に落とされます。
採用する企業側はきちんと準備してきたかどうか見ています。
理想の会社にいけるよう計画的に準備をしましょう!
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