就活といっても何から始めていいか分からない人は多いです。
実際私も就活中はただただバタバタしていつの間にか終わりました。
高専の就活はそれほど難しくないのでそんなに構えなくても大丈夫。
ただ就活の流れを知っているのと知らないのでは大きな差があります。
この記事では就活を控える高専生に向けて私の経験をもとに就活スケジュールと注意するポイントを紹介します。
高専生の就活は何から始めたらいいか
どんなスケジュールで進めていけばいいのか
就活中に注意する点は何か

「早くいいところで就職したい!」という思いから、猛勉強して高専機械工学科に入学しました。
機械工学科を選んだのは、単純に人気が高かったことと親父の職業が機械系だったから。
2013年に高専を卒業してからは、憧れだった大手製造メーカーに就職。
「高専卒でも大卒に勝てる!」をモットーに社会人になっても猛勉強してたくさんの資格を取ってきました。
4度の昇格試験を乗り越え、今では大卒と同じ出世のレールに。
給料も安定して結婚、マイホーム建築と毎日が充実したワークライフを送っています。
高専生の就活スケジュール

まずは就活の流れを整理します。
私の高専時代の就活スケジュールを以下の通りです。
夏休み前に行きたい人(就職希望はほぼ全員)だけインターンの申し込み。
ちなみに私はコカ・コーラを選択しました。(飲み物がタダでもらえるかなぁという甘い期待)
夏休みの2週間ほどコカ・コーラの製造工場で職場体験。
実際に高専生の働く様子や就活情報、給料など色々教えてもらいました。

結局別の会社に就職しちゃいましたけどね…
OB/OGの方が学校にきて企業PR。
人事部も付き添いでいますが、ほぼ本音で話しをしてくれます。
OBやOGの生の声はどんなネット情報よりも参考になります。
私はこの企業PRで今の会社に惹かれ第1志望に決めました。
20社くらいの企業がブースを設置して事業内容や業務内容などを紹介します。
人事部の人だけ来ている企業と高専のOBが来ている企業もありました。
この頃の私はすでに第1志望は決まっていたので聞いたのは5社くらい。
情報収集程度に聞いていました。
ESの内容は各社異なりますが、「経歴」「資格」「長所・短所」「ガクチカ」等は共通だと思います。
私の場合は原稿用紙1枚で「これまでに頑張ってきたこと」というテーマで小論文の課題もありました。
文章力の無い私は親や友達、先生など色んな人に見てもらって修正を繰り返したのを覚えています。
またESは手書きだったので原紙を何十枚もコピー。
原紙に記入する際はエンピツで下書きしてからボールペンで上書き、それほど慎重に書きました。
ESの作成、提出が終わったら後はひたすら面接練習するだけです。
私の会社では、「面接の最初に3分間で自己PRをしてください」という指示があったのでその内容で原稿を作成。
面接原稿も先生や友達に見てもらい何度も修正しました。
先生や友達に面接官役になってもらい面接練習をしたり、想定質問に対する回答を考えて万全の状態で臨めるように準備をしました。
早い企業だと4月頃から入社試験を開始します。
私は5月でしたがそれでも遅い方でした。
試験内容は企業によって1次面接だけのところやSPIなどの学科試験があったり3次面接まで行うところもありました。
私の会社の入社試験は、面接1回だけでした。



実は入社試験が面接1回だけというのも第1志望に選んだ理由(笑)
授業中、担任の先生から急に合格通知をメールで知らされました。
嬉しさのあまり授業中に騒いだのを覚えています(笑)
推薦応募という高専生の特権に甘えて晴れて就活終了。
残りの高専生活は単位を落とさない程度に遊びまくります。
基本的には1社のみ受けて合格する人がほとんどでした。



中には10月くらいまで頑張る人もいましたが…
就活で注意するポイント


高専の就活は、基本学校の推薦応募なのでそれほど難しくありません。
なので注意するポイントも「企業選び」と「面接」の2つだけです。
後悔しない企業選び
会社では学校生活よりも長い期間働くことになります。
今の時代転職は珍しくないですが転職活動となると就活よりもかなりの労力を使うでしょう。
入社後も「入って良かった」と思える企業選びが一番重要です。
慌てて決めたり誰かに言われて決めるのではなく、自分が見て・聞いてきちんと納得した上で決めるようにしましょう。
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エントリーシートよりも面接練習
高専の就活は簡単とは言いましたが、面接は侮ってはいけません。
就職率100%というのも第1志望に受かった人が100%というわけではありません。
卒業するまでには就職先は決まりますが、何度も面接で落とされる生徒もいます。
一発合格60%、第2志望で合格30%、それ以降10%といったイメージです。



エントリーシートで落とされる人はほとんどいません。
第1志望に合格したければしっかり面接対策をしましょう。
面接は一人で考えて練習するより、友達や先生などたくさんの人に聞いてもらった方が絶対にいいです。
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まとめ
就活スケジュールと注意すべきポイントを書いてきました。
- インターンシップ(高専4年生の8月)
- OB/OGによる企業PR(高専4年生の冬)
- 企業説明会(高専4年生の秋~冬)
- ES作成(高専4年生の冬~)
- 面接練習(高専4年生~5年生の春)
- 入社試験(高専5年生の5月)
- 終了!(高専5年生の6月)
- 後悔しない企業選び
- エントリーシートよりも面接練習
高専の就活は大卒に比べたらホントに簡単だと思います。
ただし油断は禁物!
あなたが行きたいと思う会社には当然ライバルもいます。
高専生の採用基準は成績ではなく面接重視なので、しっかり面接対策して理想の会社にいけるのを祈っています。
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