【本当は出世したくない!?】大企業に勤める高専卒10年目の本音5選

高専卒 出世したくない

確かな技術力と豊富な実習経験から、高専卒業生は大企業でも重宝される存在。

ゆえに高専卒から大企業にいく人はたくさんいます。

「大企業で出世してやる!」

私もそう胸に抱いて大企業に入社した高専卒の一人です。

確かに高専卒は大企業でも優遇されており、入社してから順調に昇格、年収も毎年右肩上がり。

このペースだと30代前半で「係長」、30代後半~40代前半で「課長」も夢ではありません。

しかし最近では私も含め「出世したくない(管理職になりたくない)」と考えている人が多いようです。

なぜ「出世したくない」と考えるのでしょうか?

この記事では、高専卒社会人10年目の私が会社生活を通して「出世したくないと思った理由5選」を解説していきます。

プロフィール
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ゴリ

「早くいいところで就職したい!」という思いから、猛勉強して高専機械工学科に入学。

機械工学科を選んだのは、単純に人気が高かったのと親父の仕事が機械系だったから。

2013年に高専を卒業してからは、憧れだった大手製造メーカーに就職。

「高専卒でも大卒に勝てる!」をモットーに社会人になっても猛勉強してたくさんの資格を取りました。

4度の昇格試験を乗り越え、今では大卒と同じ出世のレールに。

27歳で結婚して29歳でマイホーム建築と毎日が充実した人生を送っています。

目次

出世したくないと思った理由|5選

高専卒10年目の私が「出世したくない(管理職になりたくない)」と思った理由5選を紹介していきます。

「出世したくない」と思った理由5選
  • 管理職は残業代がでない、休日出勤も関係ない
  • 労働組合員から外れる
  • 責任ある業務量が多くなる
  • 大量の部下ができる
  • 出世しても楽しくなさそう

管理職は残業代がでない、休日出勤も関係ない

出世したくないと思った理由1つ目は、「出世して管理職になったら残業代が出ない」という点です。

管理職は「管理監督者」となり労働基準法に定められた労働時間や休憩、休日などが適用されません。

そのため何時間残業しても休日に出勤しても、給料に反映されないケースが多いのです。

「管理職なのに一般社員よりも給料が安い

私の会社でも「組合員だった頃の方が給料が高かった」という人を何人か聞いたことがあります。

残業や休日出勤が給料に反映されないとモチベーションも下がり、出世したくないと思ってしまいます。

労働組合員から外れる

出世したくないと思った理由2つ目は、「管理職になると組合員から外れる」という点です。

組合員は仕事ができなくてもよほどのことがない限りクビにはなりません。(組合に守られています)

また大企業であれば毎年給料のベースアップと定期昇給があり、最低限の給料やボーナスを保障してくれるというメリットがあります。

一方で管理職は業績次第で給料が大きく変わり、リストラの対象になることもあり得ます。(私の会社では実際にクビになった人を見たことありませんが…)

大企業ともなれば組合員でも十分生活に困らないだけの給料がもらえます。

組合員でもお金に困らないのであれば、クビのリスクがある管理職なんてならずに一生組合員でいいやと思ってしまいます。

責任ある業務量が多くなる

出世したくないと思った理由3つ目は、「責任ある業務量が多くなる」という点です。

年数を重ねれば当然仕事量は増えますが、出世して役職に就けば責任もついてきます。

<管理職の主な仕事>

  • 組織目標の設定
  • プロジェクトの進捗管理
  • 仕事の割り振り
  • 部下の管理
  • 人材育成
  • ‥など

マネジメント業務が追加され、自分の業務にさける時間が減り、毎日のように残業する係長や課長を身近に見てきました。

さらに経営陣(上)から「あれしろ、これしろ」の指示、「プロジェクトの進捗はどうなっているか」、「納期までに間に合うのか」などの圧力、かなりツライようです。(私の上司より)

身近で見ているからこそ「あんな風になりたくない」という思いが強くなって出世したくないと思ってしまいます。

大量の部下ができる

出世したくないと思った理由4つ目は、「大量の部下ができる」という点です。

大企業となると数十人規模の部下が一気にできるケースもあります。

部下全員が優秀で自主的に動いてくれる社員ならいいですが、残念なことにどこの部署にも次のような社員が必ずいます。

  • 協調性がなく問題を起こす
  • 言われないと仕事をしない
  • 言っても仕事をしない
  • 同じミスを繰り返す

中には上司を陥れようとするモンスター社員までいる部署もあります。

そういった社員がいることを知っているからこそ、部下を持ちたくない、出世したくないと思ってしまいます。

出世しても楽しくなさそう

出世したくないと思った理由最後の5つ目は、「出世しても楽しくなさそう」という点です。

私も出世して管理職になった人を何人も見ていますが、毎日の残業はもちろん、分単位のスケジュールで休む暇もなく働いています。

とても「楽しそう」とは思えません。

出世して立派な肩書きがついても、給料が上がっても楽しくなければ意味がありません。

「出世しても楽しくなさそう」と感じる人が何人もいることから、出世したくないという思いも強くなってしまいます。

まとめ

今回は、高専卒社会人10年目の私が「出世したくないと思った理由5選」について解説してきました。

「出世したくない」と思った理由5選
  • 管理職は残業代がでない、休日出勤も関係ない
  • 労働組合員から外れる
  • 責任ある業務量が多くなる
  • 大量の部下ができる
  • 出世しても楽しくなさそう

同期や後輩と話をしても高専卒、大卒関係なく、やはり今の管理職には魅力を感じない人がほとんどです。

出世して多忙の毎日よりも、そこそこの給料でプライベートを優先させる人の方が多いのでしょうね。

しかし「出世したくない」=「まったく勉強しない、成長しない」というのは危ない考えです。

出世したくないというのが表に出ると、会社から見放され昇格のチャンスや昇給さえも失ってしまう可能性があるからです。

スキルを磨くことや資格取得など常に学ぶことをしていれば、市場価値は上がり自分の会社だけでなく、他の企業から必ず評価されます。

「今の会社に見放されてもどこにでも行ける」という自信があれば、息のつまる会社生活も少しは楽になるはずです。

高専卒 出世したくない

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