高専卒で就職は後悔するって聞いたけどホント?
大学や専攻科へ進学した方がいいの?
就職と進学、結局どっちを選べばいいの?
高専4年生にもなるといよいよ進路を決める時期です。
私自身も就職したい一心で高専に入りましたが、いざ進路を選ぶ時期になると進学とも悩みました。
進学して大学に行った方が遊べるし給料高いし…
結果的に就職することを選び、いまでは大企業に勤めて10年以上になりますが、後悔はしていません。
ただ、これから進路を決める高専生は、就職することのメリットデメリットをふまえた上で決断することをオススメします。
この記事では、高専から就職するメリットデメリットをわかりやすく解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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高専卒業後の就職と進学の割合
まず高専卒業後の進路は、主に4つに分かれます。
- 就職
- 進学(専攻科)
- 進学(大学編入)
- その他
独立行政法人国立高等専門学校機構の調べによると、令和4年度の高専本科卒の進路割合は以下のようになっています。
就職 | 56% |
進学(専攻科) | 16% |
進学(大学編入) | 25% |
その他 | 4% |
令和4年度進路状況(本科)
就職する割合は56%で、専攻科や大学へ進学する割合は41%となっています。
就職する割合が最も高いですが、進学する割合もそれなりに高いことがわかります。
高専卒の初任給と平均年収
マイナビエージェントの調べによると、高卒、高専卒、大卒の初任給と平均年収は次の表のようになっています。
学歴 | 初任給 | 30代 平均 年収 | 40代 平均 年収 | 50代 平均 年収 |
---|---|---|---|---|
高卒 | 18 万円 | 438 万円 | 528 万円 | 566 万円 |
高専卒 | 18.4 万円 | 454 万円 | 571 万円 | 764 万円 |
大卒 | 21 万円 | 575 万円 | 764 万円 | 838 万円 |
あたりまえですが、初任給、年収ともに高卒と大卒の中間です。
ただし、これはあくまでも平均的な話です。
実際に高専から大企業に就職した場合は、年収はもっと高くなります。(詳しくは以下の記事↓)
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【高専卒で就職は後悔する?】3つのメリット
高専卒で就職するメリットは、以下の3つです。
- 大企業に入りやすい
- はやく仕事のスキルを覚えられる
- 大卒に比べてプレッシャーが小さい
大企業に入りやすい
高専卒は、企業にとって非常にコスパのいい人材です。
5年間も大学並みの専門科目を学んだ即戦力人材でありながら、20歳という若さだから大卒人材よりも安く雇える!
また、若いから就職後の伸びしろにも期待ができます。
だからこそ高専卒は、求人倍率20倍といった圧倒的な求人数を誇ります。
さらに高専生は「学校推薦」というチート技で志望企業に応募できるので、大卒に比べてカンタンに大企業に入れます。
実際、私の高専時代の成績は、クラス40人中30位くらいの下位層でしたが、面接たったの1回だけで大企業に入社できました。
「コスパがいい」と言われると気持ちよくありませんが、それでも大企業に入れるのは大きなメリットです。
はやく仕事のスキルを覚えられる
高専卒で就職すると、20歳という若さで社会人になるので、大卒に比べて2年以上も社会人経験を積めます。(もちろん留年しなければ…)
大学組がキャンパスライフを楽しんでいる間に、お金をもらいながら実務のスキルを覚えられるのです。
社会人になると勉強よりも、経験経験や人脈といった社会人スキルのほうが武器になります。
同年代の大卒組が入社してくる頃には、社会人としての様々なスキルが身に付き、社内の人間関係もできあがっているはず。
技術者として早いうちにスキルを学び、いろいろと経験できるのは大きな強みになります。
大卒に比べてプレッシャーが小さい
高専卒で就職すると、大卒の人たちに比べて仕事のプレッシャーが小さいです。
大卒の人たちは頭がいいと思われ、給料も高いので、入社した時から高いレベルの成果を求められます。
実際に私が新入社員だったころ、同期なのに大卒組へのあたりが強くてビビりました。
一方で高専卒は、若いというだけでかわいがられたり、やさしくていねいに教えてくれます。
おかげさまで、ちょっとしたミスへのプレッシャーを感じることなく、のびのびと成長できました。
もちろん、大卒と同等の仕事を任せてもらえるので、大卒と変わらず成長できます。
【高専卒で就職は後悔する?】3つのデメリット
高専卒で就職するデメリットを3つ紹介します。
- 大卒に比べて給料が安い
- 大学生活を味わえない
- 出世の道のりが長い
大卒に比べて給料が安い
日本の大企業はまだまだ学歴社会かつ年功序列なので、仕事内容や能力に関わらず、学歴も年齢も高い方が給料も上です。
冒頭で記載したとおり、高専卒の初任給は平均18.4万円です。
実家暮らしなら十分な額ですが、一人暮らしには少しキツイ金額です。
家賃や光熱費、車やスマホのローンなどが引かれて、食費や趣味でお金を使うと貯金できる金額は残りません。
私も入社当時は毎週のように飲み会があり、給料日前は貯金もほぼゼロの状態でした…笑
20歳で就職といえど、大卒と同等の仕事をしている身としては、給料の差が出ることに不満を感じることもあります。
大学生活を味わえない
社会人になると、ほとんどの人が二度と学生気分を味わえなくなります。
とくに高専本科で卒業して就職した場合、大学生活を楽しんでいる同年代の友達を見ることになります。
一生懸命働いている中、友達が大学生活を楽しんでいるとうらやましいという気持ちになることも。
また、趣味や勉強、バイトに没頭する時間も、学生時代にしかできない経験です。
はやく働くということは、このような経験ができなくなるということです。
高専卒の中には「大学に行っとけばよかった」と後悔する人もいます。
出世の道のりが長い
高専卒でも頑張って昇格していけば大卒と同じ出世コースに乗れるし、追い抜くこともできます。
ただし、出世への道のりは長いです。
ほとんどの企業が高専卒と大卒の扱いをわけていて、出世コースが違います。
例えば、「大卒扱いだと最速30歳で課長になれるけど、高専卒扱いだと35歳になるまで課長にはなれない」などです。
一方で高専卒でも大卒扱いになれる方法を用意している企業もあります。
国家資格を取ったり社内の昇格試験に合格したりといった方法です。
国家資格を取ることも社内の昇格試験に合格することも、カンタンなことではありません。
私は20歳から働き始めて27歳のときにようやく大卒扱いになることができました。
その間に国家資格を2つ取り、昇格試験を3度も受けて合格してきました。
高専卒でも出世して大卒を追い抜くことはできますが、長期的に努力を継続しなければならないことを覚えておいてください。
ES(エントリーシート)ってどうやって書いたらいいの?
経歴だけでなく、ガクチカ、志望動機、長所・短所など、書くことがたくさんありますよね…
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さらに、働く社会人の口コミと学生の口コミが見れるので、企業研究にも使えます。
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まとめ|後悔しないためにメリットデメリットをふまえて進路を選ぼう!
高専卒で就職するメリットとデメリットを紹介しました。
メリット | デメリット |
---|---|
大企業に入りやすい はやく仕事のスキルを覚えられる 大卒に比べてプレッシャーが小さい | 大卒に比べて給料が安い 大学生活を味わえない 出世の道のりが長い |
まとめると、
高専卒はカンタンに大企業に就職できるけど、出世への道のりは険しい。
大卒は大企業するのは大変だけど、最初から出世コースに乗れる。
就職・進学どちらを選んでも、あなたの人生なので正解・不正解はありません。
でも「高専卒だと大卒に負けるから」という理由だけで進学するのは少し違います。
まだまだ学歴社会で入社したてだと大卒に負けてしまいますが、地道に努力を継続すれば大卒に勝つこともできます。(道のりは長いですが)
就職か進学か、この記事が少しでも進路選びの参考になれば幸いです。
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